日吉圭の時事寸評

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zoom RSS 密約先行で進む普天間基地返還交渉は危うい(再掲)

<<   作成日時 : 2018/04/27 15:18   >>

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【OCNブログ人アマがえるブログ20131231記事を転載します(文責・日吉圭)】

2013年12月28日の京都新聞によると、【ワシントン共同】ヘーゲル米国防長官は27日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設へ向けた同県の仲井真弘多知事による埋め立て申請承認について「知事の決断を歓迎する。画期的な出来事だ」との声明を発表した。

軍備増強が著しい中国や核・ミサイル開発を続ける北朝鮮をにらみ、米政府は抑止力を重視する観点から米軍の沖縄駐留や普天間飛行場の代替施設の必要性を一貫して主張してきた。

今回の埋め立て判断を辺野古移設への「最後の機会」と位置付け、承認されない場合は普天間「固定化」もちらつかせながら年内決着を迫ってきた。

それだけに、仲井真知事の承認を取り付けた安倍政権の取り組みに一定の評価をしている。

日本政府の要請を踏まえて基地負担軽減など沖縄支援策を米政府としても可能な範囲で示したい考えだ。

普天間移設問題の進展により、本来なら日米同盟強化を再確認する前向きな機会となるはずだったが、そこに安倍晋三首相の靖国神社参拝が重なり、米政府当局者の間には複雑な思いも広がっている。



さて、記事にあるように沖縄県仲井真知事は辺野古沿岸の埋め立てを承認した訳だが、それに呼応した米国務長官のコメントの何と浅薄な内容であることだろうか。


本来なら、米国務長官たる者、その発言はこうでなければならない。


「米政府は辺野古基地建設開始を歓迎し、普天間飛行場を含めた市街地隣接施設群を、速やかに日本側に返還できるように最善の努力を尽くす」と。


ところが、相手の誠意に接していながら、曖昧模糊とした「エポックメーキング」の一言しか発せないアメリカとその人間性の、なんたる獣じみたレベルの低さであろう。


記事にあるようにアメリカは「辺野古基地を建設したら普天間基地を返還する」とは一言も言っていないのである。


そして、16日に新聞で報じられたように、仲井真知事には「辺野古基地の建設に着手するかどうかの返事はイエスかノーでよい。返答期限は年末で、条件をつけることは認めない。ノーならば普天間基地恒久化を認めたものと見做し、もはや返還しない」と言っているのである。


全くヤクザでもこんな無礼な物言いはできないのではないかと思える。


追い詰められ条件を呑んだ仲井真知事は、イルミー臭漂う労組系市民団体から糾弾されていたが、彼とて安倍首相との間に交わした何らかの密約なくして承認するはずはなかろう。


そして安倍首相も、米政府高官との何らかの密約なくしてそのような約束は交わせないはずだ。


だが、従来ならともかく、秘密保護法が成立してしまった現状においては、「密約先行で進んでいる返還交渉の行く末は極めて危ういのでは」と懸念を表明せずにはいられない。


というのは、秘密保護法は「みんなの党」の横槍で改悪され監視機関を備えることとなったのだが、秘密文書全ての保存が義務ではなくなり、監視機関の一存で破棄することが可能になってしまったのだ。


これにより、何を秘密にしたのか後世の審判が仰げなくなり、為政者が成した不適当な秘密指定を永久に隠すことができるようになってしまった。



ここで、もちろん普天間飛行場や辺野古埋め立てに関する情報は、法の定める防衛・外交に関する特定秘密に該当するので、密約もまた特定秘密となり、それが例え日本側に有利な内容であっても、将来監視機関を牛耳るイルミーたちによって全て闇に葬られる虞がでてきたのである。


秘密保護法成立にあたって、不必要なほど多くの監視機関を作らせたイルミー側の真意は、監視機関のメンバー数が多ければ多いほど、それらにイルミー構成員を忍び込ませることが容易だというものだろう。


そして、一人でも忍び込ませることに成功したら、その者に機関の全権を奪い取らせるのはイルミーの十八番だからである。


それにしても、勝手に返答期限を切られた上に非礼な形で決断を迫られ、体調を崩して入院までした仲井真知事が哀れであり、その県民を思う情の厚さに頭が下がる思いがする。


けれども、歯を食いしばってなした彼の決断が、今後イルミー連中の玩具として弄ばれ、沖縄の民意を分断する道具として使われる可能性を思うとき、その獣の如き人間性に怒りを禁じ得ない。


「二枚舌」を「ダブルスタンダード」と言い換え、それを叡智と言って憚らない糞の国は、平然とその懸念を現実化すると思えてならないが、我々はかくなる者をリーダーと立てて己とその子孫を託するような愚行を、今思い止まることはできないものだろうか?<1907>

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